横浜の街で出会った「言葉」と「優しさ」。タクシー運転手の些細な幸せ。

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些細なことでも、本当に嬉しいです。
タクシーのハンドルを握っていると、時に予期せぬ「贈り物」をいただくことがあります。それはお金であったり、温かい言葉であったり……。今回は、最近私の心を震わせた3つの出来事をお話しさせてください。

実はつい先日(3/23~4/19)まで「ぼっち・ざ・ろっく」と公式にコラボしたタクシーが走っていました。

私の会社とは関係ありませんが10台くらい走っていたそうです。私は同時に2台遭遇しました。
もじってブログのタイトルにするぐらい好きなアニメなので、こんな素敵なラッピングタクシーを見かけると結構ドキドキしました。アニメファンの血が騒ぐと同時に、「自分も負けずに丁寧な運転をしよう」と背筋が伸びる思いがします。正直関係したかったですね(笑)。

1. 魔法の言葉「ハイ!」
先日、上大岡駅から年配の女性のお客様を、裏の住宅街までお送りしました。
短い距離でしたが、丁寧に道順を教えてくださるお客様。
私はその都度、「ハイ!」と普通に返事をしながら運転していました。
すると、降り際にお客様がこう仰ったんです。
「あなたの『ハイ!』っていう返事、とても気持ちがいいわ。ありがとう」
ただの返事、されど返事。プロとして当たり前にしていたことが、誰かの心に届いた。
そのことが、何よりも嬉しかったです。

2. ワンメーターの「申し訳ない」
ある日の明け方、長者町から関内駅付近という至近距離で、2組続けてご乗車いただきました。
「近くて悪いんだけど……」と仰るお客様。
1組目の3名様は、「悪いね」と2,000円を置いていかれました。
2組目のお一人様も、「これで」と1,000円を。
ワンメーターの距離でも、ドライバーの手間を気遣ってくださるそのお気持ち。
合計2,000円のチップの重み以上に、横浜のお客様の粋な優しさが身に沁みました。
3. 「わからない」から始まった信頼
そして、これはこの仕事を始めたばかりの頃の忘れられない出来事です。
60代の女性を山元町までお送りすることになったのですが、私はまだ新人で
道に詳しくありませんでした。(今でもまだまだ勉強中ですが)
知ったかぶりをせず、「申し訳ありません、不慣れなもので……」と正直にお伝えし、
丁寧に道順を確認しながら運転しました。
車内では色々なお話をさせていただきましたが(プライバシーのため内緒です)、
私のその姿勢を気に入ってくださったのか、降り際になんと3,000円ものチップをくださったのです。
初めての大きなチップ。
驚きとともに、「誠実に向き合えば、お客様は見ていてくれるんだ」と、
この仕事の奥深さを知るきっかけになりました。

移動中にはこんな可愛い「DBスターマン」の車輌に出会うことも。
ベイスターズが街に溶け込んでいる横浜、やっぱりいい街だなと実感します。
あとがき
お金の額ももちろん助かりますが、それ以上に「あなたに乗って良かった」
というお気持ちをいただけることが、この仕事を続ける一番のエネルギーになります。
今日も横浜のどこかで、素敵な出会いがあることを願って。
安全運転で行ってきます!